【要約】企画脳 秋元康
企画・発想力をつける基礎体力術
・負けたことが不思議に思えるくらいの根拠の無い自信を持つ
・企画とはほんの小さな「こだわり」「思いつき」「ヒント」などから生まれる
・誰がどんなものを欲しているかを考えながら企画をつくる
・得意を伸ばし、不得意を認める→オンリーワンの存在になる
・大義のために嫌われることを恐れない、人の目を気にしない
・無限の好奇心で昨日とは違う今日を作る、日常のリズムからどうはみだせるかを考える
抜群の切れ味を生む発想・企画術
・人と違うところに種を蒔く、予定調和を崩す
・ヒットや流行のベースとなるものは同じでそこに何が盛り付けられているかが違うだけ
→今と昔を比べその変化を見極めることが企画・発想の原点になる
・「あの」がつくれる、一言で言い表せるコンセプトを作る
・カルピスの原液をつくれ→ツールや手段にとらわれず企画の核となる原液を生み出す
・人生を旅だと思いキョロキョロし、身の回りにあふれている発想のきっかけを集める
・常に新しい変化を求める、無限の好奇心を持つ
「引き出し」と「裏切り」の企画術
・みんなが行く野原に野いちごはない→真似をして勝つのは難しい
・独創性は裏切りから生まれる、予定調和を崩すチャレンジ精神を持つ
・奇をてらいすぎて核や肝を忘れてしまってはいけない
・企画の種になるようなネタを常に集める
・自分のキャパシティは限られている、他人のアイデアや助言に乗ってみる
相手に「YES」と言わせるプレゼンテーション術
・デメリットを正直に伝える
・人を説得する前に自分が納得する
・プレゼンが失敗しても次のチャンスへとつながる
・お前がそこまで言うなら、、と思わせる強烈なキャラクターをつくってアピールする
→プレゼンは企画と人物を売り込む場
・ライバル相手の予測をして相手とは違う勝てる手法を提案する
・審査員の感情を読むテクニックに気をとられてはいけない
感性と知性を磨きあげる勉強術
・勉強とは自分の剣を磨くこと、自分の専門分野を磨くことによって切れ味のいい企画を生むことができる
・ヒットした理由を自分なりに考え、時代のトレンドの本質を考える
・勉強と身構えず自分の興味のアンテナを広げる
・他人の個性や特性、独特な感性を敏感に感じ取り、そこから学ぶ人間になる
知的生活のための情報整理術
・自分の足で情報を得、自分の感性で解釈したオリジナルな情報を持つ
・「知らない」「わからない」とはっきり言うことで学びは始まる
・ひとくくりにできない情報こそ価値ある情報の原石
・まずは面白いものを考える、そこからそれに合ったツールを選ぶ
・インフラが整ってないところを開拓するより整っているところに行ったほうが楽
・何を捨てるかを考える
発想・企画のセンスを磨く恋愛術
・モテる男は仕事ができる
→モテる=相手のニーズが分かりそれに対して行動ができる人=センスやデリカシーがある人=仕事ができる人
・情熱的な自分とメタ的に思考する冷静な自分を持つ
・不器用なほうが人間的で魅力的
・時に繊細に時に大胆に
・泥臭くてかっこいい人間になる
・人から嫌われる勇気を持つ→全優勝ではなく勝ち越す事を目指す
信頼と人脈を広げる「つきあい」術
・付き合い方のルールは守る
・まずは自分のキャラクターづくりをする
・公の場で上司に恥をかかせない、部下をかばう心意気を持つ
・自分が惚れ込んだ人の弟子になる
・大事なのは人とのつながり、心のつながり
・あえてムダな時間を作り、脳の緊張を解く時間も大事
ツキを味方にする企画・発想術
・「汗」をかく努力を怠ると「運」は逃げる
・自分に変化がやってきたときが運が向いてきた時→その運を最大限に活かす
・ただでは転ばない覚悟を持つ
・占いは自分以外の視点を知るツール、あくまで参考
まとめ
・無限の好奇心を持ち企画の種を日常的に無限に集める
・オンリーワンで魅力的な人間になる(得意をとことん伸ばし、弱みをさらけ出す)
・企画もオンリーワンを目指す(他人が真似ではない企画をつくる)
・時代や他人が何を欲しているのか考え続ける(トレンドやニーズの核や肝を抑える)
・足を動かし汗を掻く、泥臭く頑張る