【要約】漫才入門 元祖爆笑王
漫才とは台本ではなく会話である
・漫才は自然にできた会話が理想、台本丸暗記でやらされてる感が出てはダメ
・好奇心を旺盛に持ち、常にアンテナを張り、広くて浅い知識(引き出し)と狭くて深い知識(武器)を持つ
・ボケを考えるためには「普通」についても知る必要がある
・過去のお笑いの映像を見まくり研究する
・まだ誰もやっていないオリジナリティを持ち、更新していく
・ネタは二人で作ることが理想(お互いの口調、ノリを正確に表現できる)
ボケの種類、ツッコミのパターン
・漫才のテーマは共感を得て笑いを取ること→自分と世間の人の価値観の距離をなるべくすり合わせる
漫才の種類
- 羅列型:1つのシチュエーションで繰り返しボケる
- 漫才コント:ストーリーを進行しながらボケる
- しゃべくり漫才:二人の価値観や意見を言い合う
・「あるある」→「ありそう」→「なしなし」のボケの段階を踏み、尻上がりの漫才をつくる
ボケの種類
言葉遊び、動きボケ、顔ボケ、ながらボケ(◯◯しながら◯◯をする)、スカシボケ、かぶせボケ(天丼)、下ネタ、過剰ボケ(オーバーにする)、自虐、キャラボケ、暴走ボケ(ボケが走る)、逆ギレ、裏切りボケ(期待の逆をする)、タイミングボケ(タイミングおかしいだろ!系) 、失礼ボケ、ボケないボケ、、、
ツッコミの種類
否定(基本的なツッコミ)、ドツキ、ノリツッコミ、例えツッコミ、スカシツッコミ(はぐらかす)、無視、一刀両断(話を切り捨てる) 、リアクションツッコミ、説明ツッコミ、誘い笑いツッコミ、全力ツッコミ
・ボケに対するツッコミを選ぶorツッコミからボケを作る
「あるある」から「なしなし」へ
・お笑いの基本は「緊張」と「緩和」
・笑いが起きる法則は「フリ」「オチ」「フォロー」→「フォロー」=オチによって起こる現象
・起承転結をつける
・設定に合わせた、よりコンパクトでより大きな笑いを取れる「つかみ」でお客さんに興味を持ってもらう
・導入からクライマックスまで「あるある」「ありそう」「なしなし」の三段階で尻上がりのネタをつくる
・ボケもツッコミも後半にかけてボルテージを上げていく
・オチで「元も子もない」ことを言う
・不条理すぎるボケはウケない
・素の自分を元にしたキャラクターをつくる
今起こっている出来事として話す
・元気よく登場し、腰を低く必ず挨拶をする→見下されなくては笑いは起きない
・意識的に少し高めで通る声を出す
・テンポや「間」、リアクション、生き生きとした表情や目線を意識し、研究する(映像に撮って客観視する)
・本音を言い合える関係の相方とはいいネタが生まれやすい